この資料館は上下水道事業100周年を記念して設立されました。
市バス月ケ丘バス停(北行き)で下車し水道橋(兼人道橋)を渡ります。
橋の上で南を見ると東山給水塔が見えます、現在は使っていません。
水道橋の西側に東山配水場の建物があるが、東側も地下に排水施設があると考えます。地上のこれは遺構だと思う。
屋外展示?普段見えない水道管ですが分厚いですね
ようやく入口です、入場無料です
名古屋で最初の水道は江戸時代の御用水でした。堀川の西は井戸水の質が悪いため設けられました。
現在は堀川の浄化の導水路です、私は最初こちらとして認識していました
下水道もありました
遺跡が出た記録
木製・竹製の配水管
こちらは井戸代わりの水くみ場のイメージ
名古屋市民は小学校で「上水道を木曽川から取水したのは先見の明があった」と教わります。その通りではありますが長距離の導水路を建設する費用の捻出など当時の状況は資料館で初めて知りました。
ポンド債で資金調達しました
スコットランドから招いていた技師が入鹿池(でもそこそこ遠いですが)からの導水でよいとしたところを名古屋の発展を見越して木曽川から導水したことに決めた技師です。明治は政治家も技師も立派でした。
名古屋の小学生なら社会見学で行く鍋屋上野浄水場(の模型)
急速濾過施設導入時の画像
今どきはディスプレイ操作だろうけど立派な操作台だった
鳥居松沈殿池までは下り勾配ですが、その先はポンプで押し上げてます。この経路で東山給水塔までが繋がってました。
他の自治体がどうか知りませんが、ちょっと感心した地震対策です。
地下式の給水栓や簡易トイレに出来るマンホールの箇所などを示したマップ
地下式給水栓のイメージ
仮設トイレのイメージ
他にも展示資料がありますが頭を整理してもう一度訪れることにします。